そもそもの話になりますが
車にガラスコーティングは必要なのか?
と悩む方がいらっしゃると思いますが
結論から言うと必要です。
車の塗装の硬さはは2−3Hと言われています。
これはえんぴつ硬度でHBとかよくある数値ですね。
それに対してガラスコーティングは9Hや10Hとあります。
正直、塗装の上に塗ってそこまでの硬さが本当に出てるかはわかりませんが、傷がつきにくくなることは確かです。
新車にガラスコーティングを施工すれば美観の維持に大いに役立つでしょう。
ガラスコーティング施工後は艶感が大きく上がり、塗った後は艶の深みと輝きが違います。
そして何よりガラスコーティングの耐久性ですね。
耐久年数は保管条件などで変わると思いますが数年持ってくれます。
ここまでは良いことを言いましたが、デメリットがあるんです。
ガラスの性質を持ったコーティングなのでガラス=無機質ということになります。
油汚れなどの有機質汚れが落ちやすい反面、水垢などの無機質汚れがつきやすくなります。
ぱっと見の汚れは取れやすいが、白い鱗状の汚れがつきやすくなるデメリットがあります。
車屋でコーティングをかけてもらう理由として洗車が楽になるから
これがあると思います。
車屋でコーティングをかけた後にメンテナンスキットみたいなのをもらうと思いますが、これでは一時的に撥水力を補充する程度のものしか入っていません。
水垢の蓄積は止められず、鱗状の水垢が洗車しても取れず見た目も曇り、撥水力も落ちてきます。
実はコーティング後はメンテナンスが大事になります。
水垢が付いたら早めに専用の洗剤で落としてもらう。
これがすごく大事になってきます。
自動車販売店やガソリンスタンドでコーティングがかけられるのに
コーティング専門店があるのって不思議じゃないですか?
コーティング専門店はコーティングのプロです。
技術だけでなく経験や知識が豊富です。
まず新車でもコーティングをかける前に研磨作業などの下地処理で塗装面を綺麗にする必要があります。
新車だと塗装が綺麗なイメージがありますが、地方の工場で作られた後に置き場で保管されます。
そこから陸送や船に積み込まれて各地に輸送される際に、雨に打たれたり作業員が運転したり色々な原因で水垢や傷がつきます。
その傷や汚れを綺麗に磨き上げてからコーティングしないと輝きのあるコーティングはかけられません。
なので新車、中古車のどちらもコーティング施工者の腕や仕事に対する情熱が仕上がりに影響します。
基本的にコーティング専門店以外では誰がコーティング施工してるかわかりません。
自動車販売店の場合は10万のコーティングでも2〜3万程度の作業料金で外注業者に依頼している場合があります、業者は1日に2〜3台仕上げなければいけないケースもありますし
経験の浅いアルバイトの方がやっている場合もあります。
誰が作業しているのか分からないと安心して任せられないと思います。
あとはメンテナンス内容ですね。
そもそもガラスコーティング施工後にメンテナンスコースがあるのか?
あったとしてどのような作業をしてくれるのか?
作業料金はいくらか?
コーティングの保証はどうなっているのか?
これらを調べて納得のいく施工店に任せるのが良いと思います。
メンテナンスキットを渡されて終わりでは非常に危険です。
メンテナンスのお金もかかるの?と思われるかもしれませんが、メンテナンス料金を払う事でまたコーティング施工後の綺麗な状態に戻れたら凄く魅力的だと思います。
コーティングの保証やメンテナンスの内容次第ではありますが、コーティングをかけたら保証期間内はメンテナンス料金だけでまた綺麗にできるようになる。とも考えられるのです。
それであればメンテナンスにさえ出せれば洗車が楽になり、綺麗を維持できます。
ネームバリューだけで作業を任せるのではなく、調べて納得してからコーティングをかけるのであればガラスコーティングの満足度は非常に高くなります。